舞台に立つ喜び表現 新報アートルネッサンス開幕 アーティストら応援


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和太鼓としの笛のユニット「そらなり」(左手前)の演奏で「大江戸華の乱」を舞う茉莉花バレエ&ダンススタジオの出演者=7日、那覇市泉崎の琉球新報ホール

 県内の芸術文化活動を支援する企画「新報アートルネッサンス 新歩(しんぽ)の時」が7日、那覇市泉崎の琉球新報ホールで開幕した。同日のダンス公演「MA・TSU・RI」(茉莉花バレエ&ダンススタジオ主催、琉球新報社協力)を皮切りに、7月まで企画公演や展示など多彩な催しを行う。

 新型コロナウイルスの感染症予防対策を講じ、入場人数の制限を行って公演を開催した。出演者は舞台に立つ喜びを表現し、観客からの拍手が鳴り響いた。

 家族と公演を鑑賞した中村佳子(けいこ)さん(35)は「公演をずっと楽しみにしていた。ダンサー一人一人や、和太鼓と笛の演奏に迫力があり感動した」と話した。

 「新報アート―」は、琉球新報ホールやギャラリーなどの施設使用料を免除することで、施設活用の機会を広げる企画。コロナ禍で舞台公演や展示会を中止、延期せざるを得なかった実演家やアーティストを応援する。昨年の企画募集で37事業の開催が決まった。

和太鼓としの笛のユニット「そらなり」(左手前)の演奏で「大江戸華の乱」を舞う茉莉花バレエ&ダンススタジオの出演者=7日、那覇市泉崎の琉球新報ホール