アスティーダ、4敗目喫す 岡山に1-3 過密5試合終えてファイナルへ「初心で挑む」


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琉球アスティーダ―岡山リベッツ 第3単 角度のあるジャンピングフォアを打ち込む琉球アスティーダの木造勇人=7日、宜野湾市立体育館(新里圭蔵撮影)

 卓球Tリーグの琉球アスティーダは7日、宜野湾市立体育館で岡山リベッツと対戦し、1―3で敗れた。通算成績は15勝4敗で首位のまま。第1マッチダブルスは木造勇人・吉村和弘が1―2で上田仁・森薗政崇に競り負けた。第2マッチシングルスは村松雄斗が0―3で丹羽孝希にストレート負け。第3マッチシングルスは木造が3―1で田添響を破った。第4マッチシングルスは吉村真晴が1―3で森薗に敗れた。入場者は408人。アスティーダは1月29日からのホーム5連戦を3勝2敗で終えた。今季は残り2試合で次戦は13日、岡山武道館で岡山リベッツと戦う。

 第3単で登場した木造勇人は連戦の疲れを見せず、シングルス3連勝と気を吐いた。直近のホーム全5戦でダブルスに出場、シングルスは4試合で務め、勝利を重ね、大きな経験を積んだ。この日はバックがさえ、ラリー戦での甘い球には瞬間的に反応し、フォアの強打を打ち込んだ。「ミスが出ないよう耐える試合だった」とし、1―2で吉村真晴につないだ。

 吉村は1ゲームこそチキータの連発で切り崩したが、それ以降は森薗政崇の鋭いサーブを最後まで攻略できず黒星を喫した。

 この5試合は3日連続のあと中5日で2日連続の過密日程。これを4選手で戦い抜き、3勝2敗とした。

 ダブルス出場の吉村和は、直近2試合で腰にコルセットを巻いてプレー。村松雄斗は左ひざにテーピング。吉村真も首を痛めながらと、満身創痍(そうい)で乗り切った。

 張一博監督は「みんなかなり疲労していた。プロ意識が高くチームのために頑張ってくれた」と労をねぎらった。26日のファイナルに向け「初心の気持ちに戻って挑戦者のつもりで臨む」と照準を合わせた。
 (大城三太)


◇卓球 Tリーグ(7日・宜野湾市立体育館ほか)

▽男子

岡山(23) 3―1 琉球(46)

▽女子

日本生命(43) 3―1 トップ名古屋(11)