【写真特集】Jリーグのキャンプ、沖縄から王者の道を 県出身・知念にも注目


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 サッカーのことしの沖縄キャンプはJ1勢を中心にしたJ20チーム、なでしこ1部の1チームが参加する。コロナ禍で一般には非公開で実施されている。Jリーグ開幕へ向けて各チームは戦術に磨きをかけ、選手はレギュラー争いを始めている。

 J1北海道コンサドーレ札幌から始動した沖縄キャンプ。最初の練習試合は沖縄SVと札幌の対戦だった。

 J1勢は、昨季リーグ史上最速で優勝を決め天皇杯と2冠の川崎フロンターレと2位のガンバ大阪が、それぞれ2月1日からキャンプインした。3位の名古屋グランパスは1月30日から始動。コンサドーレ札幌は1月18日に、ルヴァン・カップ優勝のFC東京も1月26日から沖縄入りしている。

 元ブラジル代表で川崎のFWレアンドロ・ダミアンや、元日本代表で札幌のMF小野伸二など世界で活躍してきた選手らが沖縄でコンディションの仕上げに入っている。

 FC琉球に所属していたJ1浦和のMF小泉佳穂、J1鳥栖のGK朴一圭とFW和田凌、J2岡山のDF増谷幸祐らもそれぞれ開幕に向けて準備を進めている。

沖縄キャンプで汗を流すJ1川崎の知念慶=7日午前、恩納村
沖縄キャンプで練習に励むJ1川崎の三笘薫=7日午前、恩納村
練習初日で積極的に味方に声を掛けたJ1浦和の槙野智章(左)=1月25日、県内
ボールを追う九州サッカーリーグ沖縄SVの高原直泰=1月24日、金武町   ※注:高原直泰の「高」は旧字体
指示を出しながらプレーするJ1札幌の小野伸二=1月24日、金武町
アップで汗を流すJ2千葉の田口泰士=1月25日、南城市陸上競技場(球団提供)
ゲーム練習でシュートをするJ1G大阪の宇佐美貴史=1日、中城村当間のごさまる陸上競技場
トレーニングをこなすJ2岡山の県出身、徳元悠平(左)と上門知樹=1月23日、県内

県出身7人 地元で始動

 沖縄キャンプに参加している県出身選手は7人。1月23日にキャンプインしたJ2岡山にはDF徳元悠平(那覇西高―城西国際大出)とMF上門知樹(与勝高出)が所属。昨季FC琉球から移籍してチームに欠かせない存在に成長し、地元で汗を流す。

 FC東京のGK野澤大志ブランドン(宜野湾中―第一学院高)は、元日本代表GK林彰洋がいる中、出場機会を狙いアピールしている。

 J2ジェフ千葉に昨季移籍した田口泰士(小禄中―流経大柏高出)は1月25日に沖縄入り。プロ13年目のベテランは昨季、プレー面だけでなくチームの精神的支柱として活躍した。

 注目は王者・川崎に復帰した知念慶(知念高―愛知学院大出)だ。昨季は期限付き移籍したJ1大分で29試合3得点を挙げた。

 J2北九州には新垣貴之(小禄中―流通経済大柏高―流経大出)、J2群馬には金城ジャスティン俊樹(山内小―JFAアカデミー福島出)がいる。