2日連続で米軍が訓練強行、津堅沖でパラシュート降下 沖縄県とうるま市の中止要請の中


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C130J輸送機から降下する兵士=10日午後2時10分、うるま市津堅島訓練場水域上空

 【うるま】米軍は10日、うるま市の津堅島訓練場水域でパラシュート降下訓練を実施した。9日に続き2日連続の訓練で、今年3度目。県とうるま市は、訓練中止を働き掛けるよう沖縄防衛局に要請していたが、米軍は強行した。

 午後2時10分ごろ、横田基地所属のC130J輸送機から兵士2人が降下、その25分後には3人が降下した。降下した兵士は着水後、待機していたボートに乗り込んだ。その後、米軍ホワイトビーチに到着した。日が暮れた午後6時35分ごろには、さらに2人が降下したとみられる。

 米連邦航空局が5日、航空情報(ノータム)を出し通知していた。同水域では11、12の両日も降下訓練が計画される。11日は午後1~3時と午後5時半~7時、12日は正午~午後4時の予定。県やうるま市は市民の安全上の理由から、同水域での訓練に反対している。