「いつもとは違う練習法にびっくり」 プロが沖縄の小中学生にビーチバレーを指導


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小中学生にビーチバレーを教える小島利治さん(左)=南城市知念安座真のあざまサンサンビーチ

 【南城】愛知県出身のプロビーチバレーアスリート、小島利治さん(37)がこのほど南城市のあざまサンサンビーチを訪れ、県内の小学生のバレーボールクラブや中学バレー部に所属する子どもたちを対象に、ビーチバレーの基礎的なトレーニングをはじめ、スポーツを通じた国際協力などを伝えた。

 アスリートが講演会や教室を行うイベント「出張型SDGs 発信!スポーツのチカラ」の一環で小島さんが代表を務める「アスリートのチカラ・東海」が主催した。県内では初開催。

 この日は小中学生74人が参加し、プロのプレーヤーからジャンプ力の付け方やトス、レシーブのトレーニング方法などを教わった。後半は実際にビーチバレーを実践したり、スポーツを通じてのSDGsの取り組みを伝えたりした。

 玉城小に通う小学生らが所属するバレーボールクラブ「玉城クラブ」の中村紗羽さん(10)は「プロの選手から教わることは、あまりないことなのでうれしかった」と話す。

 譜久村ゆあさん(10)とリッツィー桜彩メイさん(10)は「いつもとは違う練習方法にびっくりした」と口をそろえた。

 小島さんは「新型コロナウイルスの影響で相次いで公式戦が中止になった。子どもたちと一緒に思い出を作り上げたいと、多くの方の協力により開催できた」と笑顔で語った。