キッチンカーで販売、インスタで投稿…具志川商業が沖縄そば販売のビジネスプランで全国特別賞


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全国地域ブランド総選挙に出場した県立具志川商業高校のOkinawa麺sの生徒ら(提供)

 高校生、大学生が地域ブランドを活用した新商品などを提案し、競い合う「全国地域ブランド総選挙」(特許庁主催)で、具志川商業高校は6日、「若い世代に沖縄そばの新たな魅力を伝える」をテーマにしたプランを提案し、審査員特別賞を受賞した。名古屋大学を中心としたチームが抹茶をテーマに、最優秀賞を獲得した。全国から15チームが申し込み、地区予選を勝ち抜いた9チームが決勝戦に出た。高校生チームは具志川商業と愛媛県立宇和島水産だけだった。

 具志川商業高情報システム科の3年生7人が課題探究の授業の一環として、選挙に取り組んだ。生徒らは「Okinawa麺s」のチーム名で活動し、ビジネスプランとして、キッチンカーでの沖縄そば販売、写真共有アプリ「インスタグラム」を使ってお気に入りの沖縄そば屋をキャッチコピーや川柳などでリレー投稿することを提案した。沖縄そばの関連企業を訪ね、その歴史や現状も取材した。

 メンバーの金城乃愛さん(18)は「入賞できなくて悔しい。総選挙を通して、日頃から沖縄そばに活用できるものを考えるようになった。また機会があれば挑戦したい」と話した。

 全国地域ブランド総選挙は2017年から開催し、今年から対象を全国に広げた。

 決勝戦は新型コロナウイルス感染症防止のためオンラインで開催した。