沖縄県が1年間、出向受け入れ 民間企業から40歳未満の20~30人を予定


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沖縄県庁(資料写真)

 沖縄県は商工労働部のマッチング事業を活用して4月から1年間、新型コロナウイルスの影響で雇用維持に苦慮している企業や、休業している企業から従業員の出向を受け入れる。受け入れ部署が決まり次第、募集を始める。

 対象は県内企業や県外企業の県内事業所で働く40歳未満の従業員で、20~30人程度を予定している。職種は一般事務職で、臨時的任用職員として採用する。

 同事業事務局の「プラスキャリア」が、送り出し企業の条件や要望を確認し、県の条件と照合した上で、マッチングを行う。給与は企業での勤務年数を考慮して県が支給する。

 感染症対策の強化や緊急経済対策への対応に伴い、業務が増えているため県は人材を必要としている。玉城デニー知事は「民間企業の人材を即戦力として活用したい」と、事業の活用を呼び掛けた。

 マッチング事業に応募する場合は、事前に登録が必要となる。事前登録は無料。問い合わせはプラスキャリアまで。(電話)098(868)9339