新マウンドで投球に磨きを 中城中野球部の父母会やOBがサポート


社会
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整備されたマウンドと野球部員、父母会員ら=1月31日、中城村の中城中学校

 【中城】中城中学校(安田智校長)の野球部父母会は1月31日、地域のOBらの協力を得て、10年前に作られた投球練習場のマウンドを整備した。部員の練習環境を整え、活動をサポートすることが目的。

 投球練習場は同校運動場にある。マウンドは高さがなくなり、雑草が生えて不安定になっていた。公式試合や練習試合で部員が高さのあるマウンドから思うように投球できず、新垣桂悟顧問から相談を受けた父母会が整備を引き受けた。

 真夏のような太陽が照り付ける中、父親らが準備した重機を使い、作業を進めた。マウンドの土や雑草を掘り起こし、プレートを取り外し、新たな土を加えて高さを出した。敷きならした土を整地し、約3時間で作業を終えた。

 以前、同校の外部コーチでマウンドを作った新垣正さんが高さや距離を再計測し、野球部父母会OBで砂販売所を経営する比嘉剛さんが土を提供した。

 父母会で用意した新しいプレートを加え、3カ所で投球練習ができるようになった。

 投手の上原章人さんが部員を代表して「全国大会に行けるよう頑張って練習します。暑い中、ありがとうございました」と述べた。初投球で感触を確かめ、笑顔で完成を喜んだ。 (儀間由紀美通信員)