【沖縄】月桃を材料にした籠作りワークショップが1月23日、沖縄市仲宗根町にある多目的スペース「Go―ma House(ゴーマハウス)」であった。
講師は浦添市で「ナカタゲーベジガ」農園を運営している農家の知花優子さん(56)で、籠の材料は月桃の茎を広げ約1カ月ほど乾燥させたもの。沖縄ではクバやアダンを使用した籠は多いが月桃を使用したものはないため、知花さんは台湾の民具を参考に独学で作り上げた。
ムーチーを結ぶひもも月桃で作ったひもを活用する知花さんは「身近にある月桃の価値に気付いてほしくて企画した。今後も自然に戻る月桃を日用品として、脱プラスチックを提案したい」と話した。
うるま市の又吉康乃さん(41)は「自然の素材で籠が作れる驚きと、出来上がりがそれぞれに違っていてすてきでした」と笑顔で話した。 (喜納高宏通信員)