アスティーダ、最終戦飾れず 彩たまに1-3 26日にリーグ頂上決定戦


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琉球アスティーダーT.T彩たま 第3マッチで勝利した琉球の吉村真晴主将=埼玉県の深谷ビッグタートル(C)T.LEAGUE

 卓球Tリーグの琉球アスティーダは14日、埼玉県の深谷ビッグタートルでT.T彩たまと今季最終戦を行い1-3で敗れた。今季を15勝6敗勝ち点47で終えた。暫定で首位。第1マッチダブルスは吉村和弘・木造勇人が0―2で曽根翔・篠塚大登にストレート負け。第2マッチシングルスは宇田幸矢が0―3で神巧也に完敗した。第3マッチシングルスは吉村真晴が3―1で松平健太に粘り勝ちした。第4マッチシングルスは戸上隼輔が0―3で英田理志に敗北した。アスティーダはプレーオフファイナル進出を決めており、26日に東京都のアリーナ立川立飛でリーグ上位2チームによるファイナルに臨む。

 15勝6敗勝ち点47と堂々の成績でレギュラーシーズンを終えた。終盤のホーム5連戦は限られた4人で乗り切るなど奮闘した。

 しかし、ファイナル進出を決めた後に3連敗と、好調さを最後まで維持することができなかった。張一博監督は「連敗を止めたかった。ファイナルに向けて気を引き締めていきたい」と課題の修正を図り、26日の頂上決戦に挑む。

 最終戦は今季負けなしだったT.T彩たまに初の黒星を喫した。吉村和弘・木造勇人がダブルス1ゲームで競り合け、2ゲームはあっさりと落とした。シングルスの宇田幸矢は、前日の岡山とのビクトリーマッチの敗戦を引きずり、精彩を欠いた。神巧也の切れ味鋭いサーブで崩され、最後までペースを握れなかった。

 戸上隼輔もストレート負けだったが「レシーブミスを減らしたい」と課題を挙げ、前を向く。今季を振り返り「前期MVP獲得や、(12月以来の出場だった)昨日の岡山戦で森薗政崇に勝てたことは自信につながった」とプレーオフファイナルに向けた好材料を挙げた。

 唯一勝利を挙げた主将の吉村真晴は「しっかり気持ちを切り替えて万全の状態で臨めるようにしたい」とチームを鼓舞した。