空手を沖縄観光の切り札に スポーツ庁が シンポジウム


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空手ツーリズムの可能性について議論する登壇者ら。オンラインで配信された=16日、那覇市の沖縄産業支援センター

 スポーツ庁と沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は16日、空手ツーリズムの可能性を探るオンラインシンポジウムを開催した=写真。沖縄空手研究所所長の嘉手苅徹氏による基調講演などを配信した。

 「スポーツ産業における空手ツーリズムの可能性を探る」をテーマにしたパネルディスカッションには、スポーツ庁の原口大志参事官、県空手振興課の佐和田勇人課長、沖縄空手会館の中村靖館長、OCVBの内間康貴事務局次長らが登壇した。

 内間氏は、空手ツーリズムで沖縄に誘客する際には、空手愛好家だけでなく、同伴者の家族向けコンテンツの商品化も重要になると説明した。中村氏も「空手会館では、同伴者向けの琉球料理の体験ができないか準備を進めている」と述べ、沖縄空手を観光の「キラーコンテンツ」として売り込むために、企業との連携が必要だとした。