コロナで収入が減った学生を支援 有志団体が名護で生活物資を配布


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生活支援物資を学生に手渡すプロジェクトメンバー(右)=14日、名護市民会館前

 【名護】沖縄本島中北部の有志で設立した「沖縄学生支援プロジェクト」(徳田真一代表)は14日、新型コロナウイルスの影響でアルバイトの収入が減った北部の学生を支援しようと生活支援物資を名護市民会館前で配布した。学生が次々に訪れ、物資を受け取った。

 主に飲食業界で働いていた学生が、臨時休業などの影響で苦境に立たされている状況を何とかしようと企画。協賛金を募り、食料や洗剤といった支援物資を用意した。この日は開始と同時に物資を求める学生らが訪れ、用意した300セットを全て配布した。

 徳田代表は「日持ちする物をそろえた。生活に役立ててほしい」と話した。物資を受け取った名桜大3年の大澤佑季さん(21)は「昨年はバイト先が臨時休業し生活費に困った。今は春休みだが、家族を感染させないよう長野県の実家には帰れない。物資はすごく助かる」と話していた。

 28日午前11時から、中部の学生を対象に沖縄市登川のドラゴンボウルでも配布する。協賛金は一口千円から。振込先は沖縄銀行名護支店(店番号402)口座番号1785667、名義は「沖縄学生支援プロジェクト代表徳田真一」。問い合わせは(電話)090(1947)5603徳田代表。