整理券で「密」回避 確定申告受け付けスタート 期間は1カ月延長


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確定申告会場を訪れた申告者と、手続きの補助をする職員ら=16日、浦添市産業振興センター結の街

 2020年分の所得税などの確定申告受け付けが16日、全国一斉に始まった。県内では5会場が設けられた。今年はコロナ下で密を避けるため、整理券を配布するなどして入場者数を制限している。申告と納付期限は例年より1カ月延長され、4月15日まで。

 申告会場は、那覇と北那覇の両税務署が浦添市産業振興センター結の街で、沖縄税務署はイオンモール沖縄ライカム3階のホールを会場とする。名護、宮古島、石垣の各税務署は署内で申告相談を受け付ける。いずれも3月15日までで、同16日以降の会場については、国税庁のホームページで今後発表する。

 会場の混雑緩和のため、入場時間を指定した整理券を発行し、人数を制限する。整理券は、無料通信アプリLINE(ライン)の国税庁公式アカウントから、事前に取得できる。

 結の街会場では、主会場の定員を例年の約半数の60人程度とした。例年、申告期限の終了間近になると来場者が1日800人を超えることもあったが、今年は最大でも1日約500人に制限する。

 那覇税務署の本若誠一副署長は「密を避ける意味でも、e―Taxの活用をお願いしたい」と呼び掛けた。