辺戸岬の低空飛行、米軍が高度公表せず「作戦保全上の理由」 訓練実施は認める


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辺戸岬で低空飛行する米軍のMC130J特殊作戦機=10日、国頭村(読者提供)

 【国頭】沖縄県国頭村の辺戸岬で10日、米空軍のMC130J特殊作戦機とみられる大型機の低空飛行が確認された件で、米空軍の第353特殊作戦群は16日、本紙取材に10日に周辺空域で飛行訓練を実施したことを認めた。高度などの飛行情報については「作戦保全上の理由で公表しない」とした。

 日米合同委員会の合意では、在日米軍が日本の航空法と同様の高度基準を守ることを定めている。航空法は最低高度について、何もない場所で海面などから150メートル、市街地などでは300メートルと定める。同部隊は「全ての飛行は飛行空域・高度を含む日米合意下で実施されている」とした。