米軍の低空飛行や兵士のわいせつ事件に抗議 共産県議ら


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 慶良間諸島や国頭村の辺戸岬周辺などで米軍機の低空飛行が相次いで確認されている問題や、米海兵隊員が強制わいせつ容疑で逮捕された事件を受け、共産党所属の県議らは17日、沖縄防衛局と外務省沖縄事務所に抗議し、米軍機の低空飛行訓練の即時中止や米兵の基地外への外出禁止などを求めた。

 防衛局の柴山憲一企画部次長は「米軍の飛行訓練はパイロットの技能の維持向上のために必要不可欠だ」と述べた。区域外での飛行訓練は「安保条約の目的達成のためには排除されるものではない」と語った。山田力管理部次長は事件について「公務外の事件であり、原則は当事者間で解決することになるが、米側が適切な対応を取ると承知している。当局も適切に対応したい」などと応じた。

 外務省沖縄事務所では官澤治郎副所長が対応した。低空飛行訓練については「意見を踏まえ対応したい」と述べ、事件に対しては「実効的な再発防止策を取るよう抗議したところだ」などと語った。