CAが専門学校の教員に JTAと日経教育グループが提携 航空産業の担い手育成


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航空産業を担う人材の育成に向けて、業務提携を始める日本トランスオーシャン航空人事企画グループの川上哲平チーフマネジャー(左)と那覇日経ビジネスの護得久朝都次長=17日、那覇市内

 日本トランスオーシャン航空(JTA、青木紀将社長)と日経教育グループ(島袋永伸代表)は17日、航空産業を担う人材の育成に向けて業務提携すると発表した。専門学校「那覇日経ビジネス」のエアラインビジネス科の教員として、JTAの客室乗務員を派遣する。専門性の高い授業を通じて、高度な専門知識を持った人材を航空業界へ輩出していく考えだ。

 教員として派遣されるのは、JTAで客室乗務員の訓練教官や、社外向けの「おもてなし講座」を担当してきた服部ひとみさん。那覇日経ビジネスで4月から授業を担当し、クラス運営も担う。派遣期間は2年間を予定している。両社は相互に協力し合うことで航空業界を目指す学生を支援する。

 那覇日経ビジネスの護得久朝都次長は「時代の変化で業務が変わる中、専門的な知識を持った客室乗務員に生の声を学生に伝えてもらうことで、モチベーションを高める意味でも大きく期待できる」と語った。JTA人事企画グループの川上哲平チーフマネジャーは「おもてなしの心を中心に社外で教育することで、航空業界を担う人材がレベルアップしてほしい」と期待した。