基地の印象が強い?普天間を「フテンマグラム」で魅力発信 学生たちが提案するまちづくり


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宜野湾市のまちづくり提案について議論するオンラインの最終発表会=1月26日

 【宜野湾】琉球大学と宜野湾市が連携する公開授業「学生がデザインするまちづくり」の最終発表会が1月26日、オンラインで開かれた。宜野湾高校や琉大の学生、社会人らでつくる3チームが、会員制交流サイト(SNS)などを活用して若者と地域をつなぐ提案をした。

 昨年10月から始まった授業で、市職員から市の観光や産業の振興を学んだり、普天間でフィールドワークを通して地域を学んだりした。

 チーム1は発表で、普天間は「おしゃれな店がたくさんあるのに知られていない」として、周知不足の課題を挙げた。その解決のため、スマートフォンのアプリでスタンプラリーを実施し、学生と地域をつなぐことを提案した。

 チーム2は、普天間に「長くいられる場所がない」「基地の印象が強く怖いイメージがある」といった課題を指摘。写真共有アプリ「インスタグラム」で「フテンマグラム」というアカウントを作り、魅力を発信することを提案した。

 チーム3は、普天間について「シャッターが閉じている店舗が多い」一方、「教育機関があって学生が多い」と分析した。その上で、空き店舗を利用し起業したい学生に提供し、自由に事業が展開できる拠点をつくることを提案した。