優しい香りで飲みやすい! 地元産の菊花茶「味わって」 沖縄市の料理研究家が製造


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菊花茶を手にする新崎亜子さん(左)と山城聡信副会長=1日、沖縄市越来のハーティーパーティー

 【沖縄】沖縄市で食用菊を乾燥させた「琉球薬膳華茶 菊花茶(きっかちゃ)」の今季生産が始まった。製造者は沖縄市越来で料理教室「HEARTY PARTY(ハーティーパーティー)」を主宰する料理研究家の新崎亜子さん。昨年は、6月に140袋を製造し完売した。

 食用菊を提供したのはJAおきなわコザ支店園芸生産部会の山城聡信副会長で、新崎さんは今シーズン600袋の製造を目指している。

 生産者の山城さんは「電照菊のイメージが強いが、安心安全で沖縄市産の食用菊を知ってほしい」とPRした。台湾や中国製の菊花茶は小ぶりの花で苦味のある味だが、沖縄産は大ぶりの花でお湯に浸すと黄色の鮮やかな花が開き優しい香りでくせも無く飲みやすいのが特徴。3年かけて製造した菊茶の国内産は唯一といわれている。

 新崎さんは「ノンカフェインなので妊婦や子どもにもお薦めで、クコの実や紅茶と合わせても良い。花が開花するのがきれいで縁起物としても良いので、多くの方に味わってほしい」とPRした。問い合わせはハーティーパーティー(電話)090(4536)6492。
 (喜納高宏通信員)