コロナで生活困難、手続きを 「総合支援金」再貸し付けきょうから 各市町村の社協で


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 厚生労働省はコロナ禍で生活資金に困る人を対象にした特例貸し付け「総合支援資金」の再貸し付けの申請を19日から各市町村の社会福祉協議会で受け付ける。単身者は月15万円以内、2人以上世帯は月20万円以内を3カ月、無利子で借りられる。再貸し付けの対象は初回(3カ月)、延長(3カ月)の貸し付けを利用してなお生活を再建できていない人。

 県社協によると12日現在、初回の貸し付けは県内で2万8501件だが延長は3分の1以下の8931件しかいない。延長を知らず利用していない人もいるとみられる。初回、延長とも3月末まで申請できる。

 収入激減が続いているという那覇市内のタクシー運転手(60代)は「昨秋に総合支援資金を延長して食いつないできたが、いよいよ厳しくなっていた」と再貸し付けを喜び「早々に手続きに行く」と話した。郵送で申請書を提出できる市町村もあり、書類は県社協ホームページから入手できる。問い合わせは居住地の市町村社会福祉協議会まで。