オリオンザ・ドラフトなど県産3商品にソーシャルプロダクツ賞 持続可能な社会の実現に貢献


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オリオンザ・ドラフト

 持続可能な社会の実現につながる商品やサービスを表彰する「2021年度ソーシャルプロダクツ・アワード」(ソーシャルプロダクツ普及推進協会主催)のソーシャルプロダクツ賞に、県内からオリオンビール(豊見城市、早瀬京鋳社長)の「オリオン ザ・ドラフト」、ジーエルイー合同会社(那覇市、金城由希乃代表)の「サンゴに優しい日焼け止め」、ヤラブの木(宮古島市、三輪智子代表)の「naureピュアタマヌオイル」が選ばれた。

 ソーシャルプロダクツ賞には全国から65社・団体の商品やサービスが選ばれた。

 同協会によると、県内企業の受賞は初めて。

サンゴに優しい日焼け止め

 オリオンビールのザ・ドラフトは、肥料にビール粕(かす)を使って育てた伊江島産大麦を活用。地域経済活性化や循環型社会に向けた取り組みが評価された。

 サンゴに有害な成分を使用しない「サンゴに優しい日焼け止め」は、審査員から「サンゴ保全を訴えつつ、肌を守るという点に一生活者として共感を覚えた」と評価された。

naureピュアタマヌオイル

 ヤラブの木のタマヌオイルは、テリハボクの自然落下した種を使い、手作業で作られている。高齢者や障がい者に業務を委託し、審査員からは「非常に独自性のあるソーシャルビジネスだ」と評価を受けた。