米軍 訓練実施認める 低空飛行 「日米協定の範囲内」


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 米空軍の特殊作戦機MC130Jとみられる大型機が18日、慶良間諸島や国頭村の辺戸岬などで低空飛行訓練をする様子が目撃された件で、米空軍の第353特殊作戦群は17日と18日に、周辺空域で訓練を実施したことを認めた。飛行高度については「日米協定の範囲内」と強調した。

 19日、同部隊が本紙取材に回答した。日米合同委員会合意では、在日米軍が日本の航空法と同様の高度基準を守ることを定めている。航空法は最低高度について、何もない場所で海面などから150メートル、市街地では300メートルと定める。18日の同型機の飛行について航空機の位置情報を表示するウェブサイトで本紙が確認したところ、慶良間諸島周辺で100フィート(約30メートル)以下の高度での飛行が確認された。詳細な飛行高度などについて同部隊は「明らかにしない」と説明した。