離島フェアの商談会をオンラインで開催 「新たなビジネスチャンスに」


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離島の商品を味わいながら、事業者とオンラインで商談する県内外のバイヤー=17日、沖縄銀行本店

 離島の産業振興を目的とする「離島フェア2021 in オンライン」(同開催実行委員会主催)の流通商談会が17日、那覇市の沖縄銀行本店を主会場にオンラインで開かれた。離島の事業者18社と県内外のバイヤー7社が参加し、泡盛や菓子など、離島の特産品の商談を展開した。

 主会場にはバイヤー各社が集まり、離島の事業者の商品を手に取ったり、味わったりして、特徴などを聞き取った。実行委員会の知念政博事務局長は「オンラインの開催で不便な面もあるが、離島の特産品の魅力を県内外に発信し、販路拡大につなげていってほしい」と語った。

 沖縄銀行の又吉司法人事業部長は「コロナ禍の中で、各事業者は売り上げの確保が難しい状況があると思う。商談会を通して新たなビジネスチャンスを広げてほしい」とあいさつした。初めてオンライン商談会に参加したというマルトモ製菓(伊江村)の浦崎賀子さんは「慣れていなかったので大変だったが、(バイヤーから)アドバイスももらい、販路拡大に向けてとても良い機会になった」と語った。