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【本部】上本部学園(本部町)の児童らに花の魅力を伝えようと沖縄美ら島財団は12日、本部町の海洋博公園熱帯ドリームセンターでチューリップ見学会を開いた。23品種約8万本が咲き誇る「チューリップ特別展示」は、今年で8度目を迎えた。職員らが温暖な気候に合う品種の選定を繰り返し「これまでで一番の花の状態」だった。32人の子どもたちは色鮮やかな花に目を輝かせた。
球根が生育するためには「一定の寒さを経験することが必要」という。温暖な気候が続く亜熱帯の沖縄では、球根を冷蔵処理するなど工夫を凝らしてきた。
植物課熱帯ドリームセンター係の田代亜紀羅主任は、児童らに対し「物事に失敗しても、どうやったらうまくいくのか考えながら過ごしてほしい」と述べた。
スケッチのために花を観察していた松﨑美空さんは「花びらがつるつるで、色もきれい」と、笑顔で話した。特別展示は14日まで開催された。