琉球新報社 
【本部】２８日投開票の本部町議会議員選挙へ向け、若者の関心を高めようと本部町商工会青年部は２３日午前８時半から、立候補予定者１７人の主張を動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信する。上間圭次郎部長（３８）は「コロナ収束後、町を立て直すための新たなリーダーを選ばなければならない。若者には動画を見て、選挙に関心を持ってほしい」と力を込めた。
青年部の大城良平さん（２７）は「選挙権を持った時は、議員が何を考えているか分からなかったし興味もなかった」と振り返る。上間部長は「議員と若い世代には壁があるように感じる」と危機感を募らせた。若者に町づくりへの関心を持ってもらえるよう、当初は立候補予定者の発表会、平良武康町長の講演会を予定していたがコロナで中止となった。
代替案として若者が利用するユーチューブでの配信を決めた。１７人はそれぞれ５分程度、町に対する思いなどを述べる。現職議員はこれまでの取り組みについて、新人は町への思いなどを語った。
本企画のために新たにユーチューブチャンネルを立ち上げる。手探りで編集に臨む並里康次郎副部長（３２）は「次のリーダーの主張を分かりやすく知ってほしい」と語る。派手な装飾はせず、聞きやすいように音量を調整し、テロップを入れる。動画の初めには予定者の出演する時間帯が一覧で見られる。動画はユーチューブで「本部町議会議員選挙立候補予定者主張発表大会」と検索すると視聴できる。 （喜屋武研伍）
