【那覇】那覇市制100周年を迎える5月20日に向けて、100日前からカウントダウンする残暦板の除幕式が2月9日、同市役所で開催された。残暦板は沖縄工業高校の生徒8人が約7カ月かけて製作した。1971年に作られた市制50周年記念切手も同日、日本郵便沖縄支社から寄贈された。
残暦板の製作で、3年生の大濱元哉さんは市制100周年ロゴマークのパーツを担当した。「元々の(平面的な)マークから立体的に作るのが難しかった。那覇市の人間として関われてうれしい」と喜んだ。100日間のタイマーのプログラミングを担当した運天千歳さん(3年)は「メンテナンスしやすいようにシンプルなプログラムにした。市役所に来た際はぜひ残暦板を見てほしい」と話した。
市制50周年記念切手は、高安勝雄首里郵便局長の母が文具店を営んでいた71年当時から保管しており、日本郵便沖縄支社が譲り受けた。5月21日~7月中旬に市歴史博物館で展示する予定。高安局長は「母も大変喜んでいた。市民が歴史を感じる一助になれば幸いだ」と話した。
城間幹子市長は「心から感謝する。市制100周年の節目を市政発展の契機とするよう全力で取り組む」と述べた。
市制100周年事業の一環で3月27日午後8時から10分間、市内1カ所で「なはし元気応援花火」を打ち上げる予定。荒天の場合は28日に延期する。