ヤギを育てて高齢者の健康づくり、交流の場に 本部で施設完成


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完成したヤギ舎を見学し、ヤギに草をやる野原実年会の会員ら=13日、本部町野原

 【本部】本部町野原実年会(老人クラブ、上間久男会長)で13日、ヤギ舎完成見学会と懇親会があった。会員や関係者ら約15人が参加した。

 本部町の介護予防と健康増進を目的とした農福連携健康づくり交流事業で、ヒージャー(ヤギ)で健康づくりを目指す。ヤギ舎整備と雌ヤギ2頭を無償譲渡する。総事業費は50万円。

 ヤギ舎は同会員が協力して野原区公民館近く民家を有効活用、改造してきれいに仕上げた。雌ヤギ2頭は7日に受け入れた。2頭とも受胎し4月ごろに子ヤギを出産予定。今後は子どもたちや地域住民がヤギと触れ合える場、高齢者との世代間交流の場として期待できる。

 見学会の後、会場を野原公民館に移動して懇親会があり、今後の飼育管理方法についての話し合いも行われた。 
 (上間宏通信員)