SDGsって知ってる?沖縄県民の認知度は33% 10代が最高、学生は53%


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SDGsって知ってる?沖縄県民の認知度は33% 10代が最高、学生は53%
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 SDGs(持続可能な開発目標)は県民にどのくらい知られているのか―。県は23日までに、SDGsに関する認知度調査の結果をホームページで公開した。SDGsという言葉を「聞いたことがある」「なんとなく聞いたことがある」と回答した人は合わせて33・4%だった。年代別では10代が52・1%で最も高く、30代は26・4%で最低だった。職業別では「学生」(53・3%)に次いで「雇用者のうち役員」(46・4%)が認知度が高く、学校と企業での積極的な取り組みが表れた。

 調査は昨年7~8月、県内全域の15~74歳に調査票を郵送し、820票の回答があった。有効回収率は41・0%。

 SDGsの認知度は地域でも差が現れ、八重山が42・7%と突出して高かった。2位は中部(36・1%)で本島で最多だった。

 自由記述を分析すると、SDGsの17目標のうち「貧困をなくそう」に関わる意見が12・6%で最も多く、「質の高い教育」(11・2%)「海の豊かさを守ろう」(9・9%)と続いた。日常で実践している取り組み(複数回答)は「ごみのポイ捨てをしない」(93・9%)、「エコバッグの持参」(82・0%)などが上位に入った。

 調査した県企画調整課の担当者は「認知度の高い層と、低い層それぞれに焦点を絞って取り組みを進められるよう、施策に反映させたい」と話した。