基地移設問題、いまできることは? 「新しい提案」がシンポ 市民ら意見交換


この記事を書いた人 Avatar photo 田吹 遥子
オンラインシンポジウムで意見を交わす参加者ら=23日

 「新しい提案」実行委員会主催のシンポジウム「県民投票から2年―沖縄の声は届いたか、いま、新たにできること」が23日、オンラインで開かれた。

 第1部では米軍普天間飛行場の移設問題について、全国的な議論を求める意見書を可決した東京都小金井市など、県外での実践報告などを行った。第2部では県内紙の記者らが、辺野古新基地建設について取材を通して感じたことを話した。その後、登壇者全員で意見交換した。

 登壇者の親川志奈子さんは「県民投票から2年がたった。速やかな普天間基地の閉鎖と辺野古新基地建設の中止を求める。しかし、別の犠牲者を生み出す解決策は望まない。憲法と民主主義に基づき、公正に差別なく解決されるべきだ」という、実行委員会のアピール文を読み上げた。