想定外、26キロ ロウニンアジ


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21日、那覇一文字で123センチ・26.6キロのロウニンアジを釣った宮平聖也さん

 2月20日、魚軍団所属の宮平聖也さんは尾長グレ狙いで、釣り仲間4人と1泊2日で那覇一文字の北の新堤に渡った。日中はフカセ釣りをしたが、魚の活性が低くほとんど釣れなかった。日没後はタマンを狙って日中に釣れたオヤビッチャの切り身を餌に仕掛けを投げ込んだ。餌取りのアタリもないまま、夜中の3時となり、餌を付け替えて再び仕掛けを遠投。竿(ざお)を竿立てにセットしようとしたら、いきなりひったくられるようなアタリがあり、リールからものすごい勢いでラインが引き出された。

 なすすべもないまま50メートルほど引き出された所でようやく魚の走りが止まった。ポンピングしながらリールを巻くと、ゆっくりと寄せることができた。ヒットしてから10分ほどで足元まで寄せることに成功、ライトに浮かび上がったのは20キロオーバーのロウニンアジ。想定外の大物に釣った本人も同行したメンバーも大慌て。タマン用に持参したタモ網で取り込もうとしたが、壊れてしまった。

 その様子を見ていた大物狙いの人がギャフを持って駆けつけてくれて、無事に堤防に引き上げることができた。これが自己記録となる123センチ、26.6キロのロウニンアジで、周りに居た釣り人からも祝福の嵐。宮平さんは想定外の大物を釣り上げることができたのは、同行者をはじめ協力してくれた釣り人たちのおかげだと感謝した。

(おきなわ釣り王国社・仲栄真修)

15日、中城沖で120センチ・35キロのロウニンアジを釣った東城崇志さん(釣船K701)
16日、与那原海岸で51センチ・1.95キロのチンシラーを釣った山里和輝さん

12日、石垣島平久保海岸で100センチ・11.3キロのロウニンアジを釣った樋口崇史さん
17日、読谷海岸で47.5センチ・1.85キロほか、45センチのチヌを釣った大城良さん

21日、久米島沖でアカジン4キロとトカキン7キロを釣った玉城和樹さん(左)とオーマチ6キロとアカジン6キロを釣った大城秀太さん(蓮太丸)
20日、与那原マリンタウンで49センチ・1.77キロと43センチ・1.2キロのチンシラーを釣った宮城啓佑さん

21日、海中道路で2.97キロのアオリイカを釣った照屋寛親さん(チームBASIS)
22日、那覇一文字で50センチ・1.69キロの尾長グレを釣った仲井間真之亮さん

21日、浜比嘉島で63.1センチ・3.31キロと57.5センチ・2.38キロと54.3センチ・1.98キロのタマンを釣った松堂伸茂さん
21日、ナガンヌ沖で130センチ・43キロのアーラミーバイを釣った高良晃さん