コロナ下の旅立ち 沖縄の高校3年生とミュージシャンが楽曲制作 モンパチのキヨサクさんら共演


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高校生たちとレコーディングするキヨサク(左端)ら=宜野湾市のPMエージェンシー

 卒業を控えた県内の高校3年生と沖縄のミュージシャンが楽曲を制作する「Smile Together(スマイル・トゥゲザー)」プロジェクトが進んでいる。11日に宜野湾市で収録があり、キヨサク(MONGOL800)や島袋優(BEGIN)、前川真悟(かりゆし58)とオーディションに合格した高校生が共演した。

曲には新型コロナウイルス感染拡大で行事が中止されるなど、我慢を強いられた高校生たちに「前向きな気持ちで旅立ってほしい」との思いを込めた。
キヨサクら3人の他にアルベルト城間(DIAMANTES)、Anly、いーどぅし、金城綾乃(Kiroro)ら13組21人の県出身アーティストが加わった。高校生はオーディションを経た3年生10人が参加した。

各高校の有志が実行委員会を作り、県内の高校3年生から映像や写真を募ってミュージックビデオを作っている。

向陽高校の伊波妃菜さんは「コロナ禍で人のつながりが薄れていく中でいろんな人と曲に参加でき、うれしい。聞いた人が笑顔になれる曲になるといい」と語った。名護高校の福田倫妃さんも「すてきな思い出になった」と笑顔で話した。ミュージックビデオは3月1日に「HIGH WAVEチャンネル」で公開する。