沖縄県内で交通死亡事故が多発「注意を」 今年1月から7件 県と県警が緊急アピール


社会
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沖縄県警本部

 沖縄県内で交通死亡事故が相次いで発生していることを受け、県子ども生活福祉部と県警交通部は24日、緊急アピールを発表した。県内では今年1月から2月23日までに7件の死亡事故が発生し、8人が亡くなっている。前年同期比で5件、死者数は6人増加している。

 県と県警が合同で緊急アピールをするのは2017年以来、約4年ぶり。県警によると、今年の死亡事故7件のうち、夜間の事故は4件。高齢者の死者は3人だった。今月11日以降は、親子2人が死亡した浦添市の多重事故など4件が発生、死者数は5人に上る。県と県警は「極めて憂慮すべき状況」として県民に交通安全を呼び掛けている。

 アピール文では、運転手に対して車間距離を十分に保持し、法定・規制速度を順守することや前方を注視し歩行者の有無を確認することなどを求めている。歩行者に対しては、できる限り横断歩道を利用すること、夕暮れや夜間は相手から見えやすい服装を心掛け、反射材を着用することなどを呼び掛けた。