県民向けPCR検査、1回2000~5000円 県補助で安価実施


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 沖縄県は26日、県内在住者を対象とした安価なPCR検査の提供を始めたと発表した。指定の検査場所や郵送により1回当たり2千~5千円の費用で検査が受けられる。現在2社に補助事業の交付決定をしており、最大で1日当たり計約400件程度の検査体制を構築した。他にも数社を審査中で、今後も検査機関が増える見込み。

 交付決定を受けた2社のうち、検査を始めたのは沖縄臨床検査センター。那覇市西の旧運転免許センター跡地に検査場を設置しているほか、検査キットを自宅に郵送できる。費用はいずれも2千円。連絡先は(電話)098(917)1364。

 もう1社は沖縄民間ピーシーアール検査機構だ。同社と契約した市町村が検査希望者を募って検査を実施し、検体を同社に送る仕組みだ。ただ市町村との調整が続いており、検査開始時期は3月初旬の予定。市町村窓口での費用は2500円、郵送は5千円。

 県議会会派の沖縄・自民は26日、県議会で会見を開き、同検査機構の開所をPRした。呉屋宏氏は「自民のコロナPT(プロジェクト・チーム)が機構の立ち上げに関わった。病院へのネットワークも持っている。さらに自治体が補助するならばさらに安く受けられる」と述べた。