純アルコール量をウェブで表示へ オリオンビール、4月から


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オリオンビールの商品の純アルコール量をホームページ上で表示する一覧表掲載イメージ

 オリオンビール(豊見城市、早瀬京鋳社長)は26日、商品の「純アルコール量」を4月1日からホームページ上で表示すると発表した。適正飲酒の参考値となる純アルコール量を表示することで、健康改善などに役立ててもらう狙いがある。同社によると、国内のビール製造会社では初の取り組みとみられる。

 同社のビール、発泡酒、新ジャンル、缶酎ハイなどの合計20ブランド(2月末現在)の、350ミリリットルと500ミリリットルの缶を対象とする。

 例として、オリオン ザ・ドラフト缶の場合、容量350ミリリットル×アルコール度数5%×アルコールの比重0・8で、14グラムの純アルコールが含まれている。

 同社の担当者は「沖縄はアルコール性肝疾患が多い傾向がある。飲酒に関する社会課題の改善に少しでも貢献し、健全な飲酒文化を醸成していきたい」と話した。