「自転車で五輪選手に」小5の喜納さん、県内大会で活躍、北中城村が表彰


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自転車競技で活躍する喜納大翔さん

 【北中城】南城市で14日に開催された第32回沖縄県自転車新春ロードレース大会で、喜納大翔(だいと)さん(11)=北中城小5年=が圧巻の走りで優勝した。スタート直後から先頭に立ち、最後まで先頭を譲らないレースだった。

 3歳から自転車に親しむ大翔さんは「これからも県大会で連勝を続けたい。日本一になり、オリンピック選手になるのが夢」と話した。

 父隼人さん(43)は北中城高校自転車部で活躍し、名護市の名桜大学でも自転車競技部の監督を務めた。叔父の喜納隆志さん(37)は、北中城高校、名桜大学で自転車選手として活躍、ツール・ド・オキナワの優勝経験もあり現在はプロの競輪選手として活躍している。

 祖父の一巳さん(70)は、沖縄国際大学で陸上競技の走り幅跳びの選手だったというスポーツ一家で生まれ育った。

 大翔さんは昨年11月にうるま市で開催された県自転車競技選手権大会の小学校高学年の部でも優勝。県キッズトライアスロンでも優勝した。スポーツでの活躍が認められ、10日に北中城村教育委員会からスポーツ優秀選手として表彰された。

 (崎浜宏信通信員)