【知事一問一答】緊急事態解除…次は第2段階、速やかに 国の財政支援は絶対必要


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 県独自の緊急事態宣言を28日で解除すると発表した玉城デニー知事の会見での、報道陣とのやりとりは次の通り。

Q.(警戒レベルを)第2段階に移行する時期の目標はあるか。

 玉城デニー知事 できるだけ速やかにという目標を持って感染防止対策に取り組む。次の第2段階に向かっていくために再発警戒段階と現状を位置付けて、みんなでしっかり警戒をしていこうと確認した。

Q.解除にあたり医療界から懸念はなかったのか。

 糸数公保健衛生統括監 専門家会議で、3月に入ると人の移動が活発になるので、流行が再発する可能性が高いと指摘を受けた。3月以降も、しっかりと対策を緩めることなく警戒を続けていく必要がある。

Q.全国知事会で、地域限定のGo To トラベルを要請していたが、どのようなイメージか。

 玉城知事 県内で、県民がさまざまなプランを利用することに、国がしっかりと予算を付けてくれれば、経済の循環はさらに大きくなる。国にしっかりと支えてもらった上で域内の経済を回していきたいというのは、全国的な考えだろうと認識している。

Q.国へ緊急事態宣言の対象地域とすることを要請していたが、指定されなかったことについては。

 玉城知事 国の専門家会議によって判断されたと思うので、改めて特に言及することはない。今後もさまざまな形での、国の財政支援は絶対に必要になる。これからも政府に地域の声を届けて、財政的、法的な支援を確実に行ってほしいと求めていきたい。