バドミントン県小学女子選手権、金城(南風原ク)が6年単制す


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 バドミントンの第34回県小学生総合シングルス選手権女子は27日、那覇市民体育館で、女子学年別トーナメント戦が行われた。6年決勝は金城光咲(南風原バドミントンクラブ)が島袋いおり(越来ドリームズ)に2―0で勝利し、優勝した。4、5年生は平純空(彩橋シャトル)、2、3年生は山城澪奈(糸満ジュニア)が栄冠を手にした。1年生は儀間菜乃華(那覇ジュニアBC)が頂点に立った。成績は第22回全国小学生ABC大会県予選のシード権に反映される。

 男子は来月6日に開催される。


冷静にショット打ち分け

第2セット、粘り強くシャトルを拾う南風原バドミントンクラブの金城光咲=27日、那覇市民体育館(新里圭蔵撮影)

 小学生最後の大会をきっちり優勝で締めくくった。6年生になって県大会シングルス負けなしの金城光咲は前後左右と冷静に打ち分け、終始優位に試合を進めストレートで勝利した。

 第2ゲーム序盤はラインオーバーするミスが重なる。「焦った」と競り合いになったが、相手サーブを強気のスマッシュ1発で沈め、8―5と3点差をつけたところから落ち着きを取り戻した。

 弱点というネット際に落とされるショットを粘って返球し、攻撃ではドロップやコート奥へのショットなど緩急混ぜて揺さぶる。コースを打ち分け、ミスを誘って逃げ切った。

 姉や兄の影響で就学前に競技を始めていた。5年生まではシングルス優勝はなかったが、進級後に初めてトップに立つと勝ち続けてきた。4月からは南星中に進学する。「最後に優勝できてうれしかった。ダイナミックというより、粘って絶対につなげるプレースタイルで中学でも頑張りたい」と成長を誓う。

 同世代では先頭を走るが、中学の先輩たちは「体力もありショットもうまい」と上級生との勝負を見据え、気を引き締めた。

(謝花史哲)