【糸満】沖縄戦の戦没者の遺骨が残っているなど問題となっている糸満市内の鉱山開発を巡り、菊地君子糸満市議らは25日、那覇市の沖縄総合事務局を訪れ、開発について法令に基づき調査、確認するよう申し入れ書を提出した。
申し入れは浦崎暁市議、伊敷郁子市議との連名。3氏は「市内の鉱山は遺骨が残っているだけでなく、環境保護や景観保全、農業振興などの観点からさまざまな問題がある」と訴えた。
申し入れは、(1)「魂魄の塔」西側の鉱山開発に関する法令順守等の点検、確認の実施(2)市内全ての鉱山採掘現場でパトロールを実施(3)危険箇所などの問題があった場合は早急に改善、適正な行政指導の実施(4)調査結果などを速やかに公開すること―の4点。
宛先は梶山弘志経済産業相。