又吉、パラ走り幅跳びクラスV 代表を見据え課題修正へ 室内陸上


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男子パラ走り幅跳びの障がい区分別で1位となった又吉康十(本人提供)

 新設の陸上室内競技会「ジャパンアスリートゲームズin大崎」が28日、鹿児島県大崎町のジャパンアスリートトレーニングセンター大隅の室内競技場で行われ、パラ男子走り幅跳び(義足・機能障害T64)の又吉康十(名護高―帝京平成大出、ゼンリンDC)は6メートル14で同クラス1位だった。

 今季開幕戦で上々の跳躍を披露し、2位となった又吉康十。「(昨季課題だった)踏み切りで大きな収穫があった」と振り返った。室内大会で無風だったことや、助走でぶれないフォームを意識したことで「踏み切りを合わせなくても跳べた」と手応えを実感。ただ、試技6本中3本が5メートル台で、自己ベストの6メートル33には及ばず「5メートル台が多かったのでまだ納得いく結果ではない」と及第点を付けつつ、反省も。

 3月下旬には、日本パラ陸連公認の2大会が控える。6メートル92以上の跳躍で、東京パラ代表の内定も見えてくるだけに「大会まで鹿児島で合宿を積んで仕上げていく。まずは自己ベスト、そして6メートル92以上の跳躍で内定までいきたい」。自身初の代表を目指し、残り約3週間での修正を誓った。