【うるま】うるま市で畜産業を営む長堂政規さん(67)が1月に寄贈した牛肉を使った給食が2月19日、与勝地区の各小中学校で出された。「かっちん牛炒め」として振る舞われ、与勝中の生徒はおいしそうに食べた。
長堂さんは自分が地域のためにできることは何か考え、牛肉を寄贈することにした。18年務めた市農業委員を3月で離任する。これまで職場体験で中学生を受け入れたこともある。19日は与勝中を訪れ、生徒が牛肉を食べる様子を見学した。「喜ぶ姿を見られて良かった。来年もまたできれば」と語った。
3年の大城美綺さん(15)は「長堂さんから提供された牛肉を食べられて感謝している。地域の方々が私たちのことを考えてくれてうれしい」と話した。