磐田のMF遠藤に存在感 シュートや鋭いスルーパスに会場沸く


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前半、ゴール前でパスを出すジュビロ磐田の遠藤保仁=2月28日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアム(ジャン松元撮影)

 昨季途中にJ1G大阪から磐田に移った元日本代表MF遠藤保仁が会場を盛り上げた。前半終了間際のミドルシュート、後半24分のフリーキックはいずれもポストに当たる惜しいものだった。中盤の底で縦への鋭いスルーパスを放ったり、指示を出したりと存在感を放った。

 1点を守る琉球にとって脅威となったが、得点には至らず「決めるべき時に決められなかった。開幕戦を勝ちきれなかったのは残念だ」と悔やんだ。「シュートの精度は個人の能力の問題なので日々の練習から上げていきたい」と次戦に目を向けた。


池田が決勝点

(1)タピスタ
琉球 1勝(3)
1―0(1―0,0―0)
磐田 1敗(0)
▽得点者 【琉】 池田(1)
▽観客 3871人

 【評】ともにパスをつなぐサッカーを志向するチーム。持ち味を発揮したのは磐田だった。前半は磐田がボールを支配しながらも攻めあぐねていたが、後半は攻撃陣に厚みを持たせ、見せ場をつくった。琉球は最後まで連動した守備でしのぎ切った。