勝連城跡「民間力」で飲食施設など充実へ うるま市と連携、PFI方式で


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PFI方式を取り入れ、整備事業が進められる勝連城跡周辺一帯のイメージ図(うるま市提供)

 【うるま】うるま市が進める「勝連城跡周辺整備事業」では、民間の経営、技術ノウハウを活用するPFI方式を一部採用する。市はこのほど、ホームページで事業の実施方針を公表した。事業者の公募は4月から開始する。

 うるま市初のPFI方式で、行政と民間の連携を図り、効果的な公共サービス実現を目指す。同事業は多岐にわたり、歴史文化施設、物販飲食施設、勝連城跡公園などが整備される。このうち物販飲食施設と公園がPFIの対象となる。完成後は歴史文化施設も含め、事業者が周辺一帯の管理・運営を担う。

 市は事業の実施方針を公表することで、応募を考えている事業者へ周知を図りたい考えだ。

 市勝連城跡周辺整備室は「勝連城跡の文化的価値を最大限活用し、うるま市観光の中心的な拠点としたい」と話した。