学生ら熱心に耳傾け 新報就職フェア 県内外49社出展


この記事を書いた人 Avatar photo 慶田城 七瀬
担当者の話に耳を傾ける学生ら=3日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター展示棟

 【宜野湾】2022年春に大学や短大、専門学校などを卒業予定の学生を対象にした「就職フェア2022 合同企業説明会」(琉球新報社主催)が3日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター展示棟で開かれた。観光や金融、建設など幅広い業種から、県内外の企業49社が出展した。学生ら約800人が参加し、各企業のブースで人事担当者らの説明に真剣な表情で聞き入った。

 好景気が続いた19年までは、人手不足から学生優位の「売り手市場」だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で採用人数の縮小が懸念されている。学生は事業の内容や社風などを、担当者から直接説明を受けようと、各企業の特設ブースを熱心に回った。入場前には検温とアルコール消毒が実施された。フェースシールドを着用したり、座席の間隔を空けたりして、感染対策を取る企業もあった。

 海邦電子ビジネス専門学校1年の銘苅美来さん(19)は「直接話を聞くことで、会社の理念などが分かった。第1希望の他にも、気になる業種の情報を得ることができた」と話した。