黒島結菜主演の朝ドラに横浜・鶴見が期待するワケ


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朝ドラでやんばるに生まれ、沖縄料理に夢を懸けるヒロイン役に挑戦する黒島結菜さん(NHK提供)

 【東京】連続テレビ小説「ちむどんどん」で、黒島結菜さんが演じるヒロイン・比嘉暢子の下宿先となる、神奈川県横浜市鶴見区の県出身者も3日、喜びに沸いた。横浜・鶴見沖縄県人会の金城京一会長(72)は「コロナ禍で沖縄料理店や食材店などが厳しい中、鶴見のPRにつながってほしい。県人会としても協力したい」と語った。

 京浜工業地帯のある鶴見区には大正時代から県人が移り住み、県人会を中心に沖縄角力大会、大運動会、芸能祭など多彩な活動が行われている。近年は沖縄にルーツのある日系ブラジル人が移住。沖縄やブラジルの食材店や、飲食店などがある一角は「沖縄タウン」と呼ばれる。

 金城会長も日本復帰前に古宇利島から移り住んだ。「(朝ドラは)復帰前に沖縄から出て来たわれわれと重なる。ドラマでどのように描かれるのか、今から楽しみだ」と話した。