沖縄の就活生が取り組んだことは?就活の不満は?


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 「2020年度沖縄県学生就職意識調査」では、就職活動を終了した学生や就活中の学生435人に、就職活動の取り組みを質問したところ、「自己分析」(312人)が最も多く、「合同説明会への参加」(267人)、「就活サイトへの登録」(同)が続いた。「インターンシップ」(153人)や「OBOG訪問」(33人)は比較的少なかった。

 プロアライアンス(那覇市)の大城佑斗代表は「県内学生の就活の動きは、県外に比べて鈍い。合同説明会の前段から動く必要がある」と指摘した。

 就職活動での不満は、「いい企業なのかどうか判断がしにくい」(264人)が最も多く、次いで「情報収集の環境が悪い」(85人)、「大学・短大・専門学校のサポートが不十分」(61人)となった。

 大城代表は、県内で若年層の離職率が高いことに触れ、「学生と企業間の人的交流と情報交換の場を通して、双方に有益な情報が得られる機会を作ることがミスマッチの防止につながる」と強調した。

 質問は計52問。4月中にプロアライアンスのホームページで公開する予定。