ダイキン女子ゴルフ2日目 山城は上昇21位「楽しく思いっきりプレー」


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18番ホール ラインを読む山城奈々=5日、南城市の琉球ゴルフ倶楽部(又吉康秀撮影)

 ノーボギーの安定したゴルフで山城奈々が三つスコアを伸ばして決勝ラウンドに進んだ。「ボールの転がりがよくなった」とパッティングが合い、厳しい場面もパーでしのぎきった。

 県勢の多くが「難しかった」と口にしたピンの位置。グリーンの端だったり、傾斜があったり、アプローチの段階から選手を悩ませた。

 山城も「カップが傾斜の方に切られていてラインが読みづらかった」というが、前日からのパッティングの練習が成果として表れる。ボールを転がす感覚がグリーン上で発揮され、崩れることなく持ちこたえた。

 初日も決して調子は悪くなかったという。3ボギーあったが、バーディーを二つ奪うなどショットの感触はよく「いいゴルフができた」と振り返る。課題をすぐに見つめ、好調なショットを維持しつつ、パッティングの修正を図って盛り返した。

 5回目の出場で、2度目の決勝ラウンド進出。この大会をアンダーで回ったのは初めてだ。県勢ではこの日、唯一60台で回った。「楽しく思いっ切りプレーしたら結果が付いてくると思う」。残り2日、このまま上昇気流に乗って上位を目指す。

(謝花史哲)


 ゴルフの第34回ダイキンオーキッドレディーストーナメント第2日は5日、南城市の琉球ゴルフ倶楽部(6561ヤード、パー72)で行われ、ツアー未勝利の19歳、西郷真央と24歳で1勝の森田遥が通算10アンダー、134で首位に並んだ。県勢は初日2位だった新垣比菜は71で一つスコアを伸ばし、6アンダーの5位で県勢トップを維持し、宮里美香はイーブンパーで回り5アンダーの11位。上位陣は田辺ひかりが9アンダーで3位、菊地絵理香が7アンダーで4位。渋野日向子は初日の20位から67で通算6アンダーに伸ばし、新垣、上田桃子らと並ぶ5位に浮上した。前回大会優勝の比嘉真美子は71で通算3アンダーの18位。アマチュアトップの新城莉李亜は初日に続きイーブンパーでまとめ34位につけ、アマで1人だけ決勝に進んだ。山城奈々は21位、川満陽香理は29位、上原美希は45位で予選を通過した。(107選手=アマ4、観衆855人)