ダイキン女子ゴルフ2日目 新垣は首位と4打差でV圏内 伸び悩むも我慢強く 


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
4番ホール サードショットを放つ新垣比菜

 首位と4打差。新垣比菜が県勢トップで決勝に進んだ。初日に比べ、力みから「なかなかうまくいかなかった」と伸び悩んだが、後半は我慢してアンダーで回りきった。

 10番スタートでバーディーを奪う。初日のような展開を予感させたが、実際は違った。ショットが曲がるなど苦しんだという。前半2バーディーでスコアを伸ばすも「昔から知っているコースだから」と納得はいかない。

 さらにピンの位置にも苦しむ。後半7番のパー5。初日はバーディーだったが、この日はボギー。3打目はグリーン左端に置かれたピンそばを狙ったショットだったが、ボールがグリーン上から転げ落ちた。

 ただ、左に曲がる6番パー4でティーショットが伸びフェアウエー好位置に。バーディーチャンスをつくり成功させた。アプローチの成功率を上げるためにも、1打目のボールの置き所が重要になる。

 「4日目は最終組辺りで回れるようにしたい」。狙いを定める優勝圏内へティーショットの精度が鍵を握る。

(謝花史哲)


 ゴルフの第34回ダイキンオーキッドレディーストーナメント第2日は5日、南城市の琉球ゴルフ倶楽部(6561ヤード、パー72)で行われ、ツアー未勝利の19歳、西郷真央と24歳で1勝の森田遥が通算10アンダー、134で首位に並んだ。県勢は初日2位だった新垣比菜は71で一つスコアを伸ばし、6アンダーの5位で県勢トップを維持し、宮里美香はイーブンパーで回り5アンダーの11位。上位陣は田辺ひかりが9アンダーで3位、菊地絵理香が7アンダーで4位。渋野日向子は初日の20位から67で通算6アンダーに伸ばし、新垣、上田桃子らと並ぶ5位に浮上した。前回大会優勝の比嘉真美子は71で通算3アンダーの18位。アマチュアトップの新城莉李亜は初日に続きイーブンパーでまとめ34位につけ、アマで1人だけ決勝に進んだ。山城奈々は21位、川満陽香理は29位、上原美希は45位で予選を通過した。(107選手=アマ4、観衆855人)