恩納村内5中学校を統合し昨年開校した村立うんな中学校(宜志富清博校長)では6日、初めての卒業式が行われ、106人が新たな一歩を踏み出した。
昨年4月の開校早々、新型コロナウイルスによる休校に見舞われた生徒たち。5月の再開後は新たな仲間たちと友情を育み、活動が制限される中でも前向きに学校生活を送ってきた。
卒業生代表の當山安恒(やすちか)さん(15)は答辞で、コロナのため地区中学総体が中止になったことなどに触れ「悔しかったが、それを上回る楽しい思い出を数多く残せた。勇気と夢と希望を持って新しい道を歩んでいく」と涙ぐみながら述べた。宜志富校長は「常に自分を信じ個性を伸ばして、何ごとにも主体的に挑戦してほしい」とエールを送った。