琉球新報社 【名護】第５回東江桜スゥーブ（勝負）の表彰式が２月２０日、名護市東江公民館で行われ、上原一男さんの「トクゾウ桜」が２連覇を果たし、殿堂入りを果たした。
東江桜スゥーブは、区内各家庭の桜はもとより、街路樹や企業など「地域の桜」の勝負である。桜の咲きぶり、樹齢・樹高・幹回り、木にまつわるエピソードなどを採点基準とし、審査委員によって各賞が選ばれた。コロナ禍対策として、写真撮影で１１件に絞り込んだ上での写真判定審査となった。
２連覇を果たした上原さんは「去年も見事に咲いたが、今年はそれを凌駕（りょうが）するほど。亡き妻の父・平良徳三さんに改めて５０年前の植樹を感謝するとともに、今回の受賞を報告したい」と熱く語った。
名護さくらの会の儀保充会長が「東江区ではいち早くスゥーブを取り入れた地域活動が行われている。今後１０年、２０年後と継承され、市内全域に広がっていったらと願う」と述べた。
また、今回は東江区ほのぼの学童（低・高学年）と東江保育園（幼児）の計１１５人の児童生徒「桜」図画コンクールも行われた。
東江桜スゥーブ表彰者は次の通り。（敬称略）
【奨励賞】
▽「スコーヤー桜」岸本健伸
▽「味子桜」玉城味子
▽「５班小浜桜」小浜繁
▽区内企業功労＝「明治安田生命桜」明治安田生命保険相互会社
【特別賞】
▽オリオンビールいちばん桜工場長賞＝「東江獅子御願殿桜」東江区
▽桜景観賞＝「程順則公園桜」名護市観光協会
（宮里美智留通信員）
