ダイキン女子ゴルフ3日目 宮里12位、「鬼門」克服できず 比嘉22位、悔しさ残る


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気持ち切り替え「攻める」

 

1番ホール 鋭いティーショットを放つ宮里美香

 1番パー4でバーディーの好発進を切った宮里美香。さらに5番でもスコアを伸ばし、流れをつかんだかに見えたが、予選の2日間ともボギーをたたいた“鬼門”9番のパー4はこの日も攻略できなかった。

 後半もピンポジションの位置に対するマネジメントに頭を悩ませ、なかなか調子がつかめない。17番ではスリーパットしてしまう。それでも18番は3日連続のバーディーで締め「気持ち良く終われて楽しくご飯が食べられそう」と早速気持ちを切り替えていた。

 最終日は雨天の予報にも「天候に負けず、アグレッシブにいきたい」と攻めのゴルフで戦い抜く。9番でのリベンジも忘れない。


上位へバーディー量産狙う
 

18番ホール アプローチショットを放つ比嘉真美子

 3日目は2バーディー2ボギーのイーブンパーでホールアウトした比嘉真美子。バーディーチャンスは何度もつくった。決して調子は悪くなかったが「パットが全てだった」とグリーンで伸ばせず悔しいラウンドとなった。

 2連覇に向けて順調に決勝に駒を進め、巻き返しを狙うが、トップとの差が縮まらない。

 それでも最終18番ホールでバーディーを奪い、ギャラリーの励ましに応えた。「正直(トップに追い付くのは)難しいかもしれないが、バーディーは取れる状態にある。最終日は最高のプレーをしたい」とバーディーラッシュを狙う。


 ゴルフのダイキンオーキッドレディーストーナメント第3日は6日、南城市の琉球ゴルフ倶楽部(6561ヤード、パー72)で決勝ラウンドが始まり、ツアー未勝利の西郷真央と1勝の森田遥がともに70で回り通算12アンダー、204で首位を守った。19歳の西郷が5バーディー、1ボギー、1ダブルボギー、24歳の森田は5バーディー、3ボギー。県勢では新垣比菜が71の通算7アンダーで県勢トップの9位につけた。宮里美香は12位、29位で入った川満陽香理は68で15位に浮上。2打差の3位に66を出した小祝さくら、69の菊地絵理香と71の田辺ひかりが並んだ。65で回った稲見萌寧、68だった河本結が通算9アンダーで6位。渋野日向子は72で6アンダーから伸ばせず5位から12位に後退した。そのほか県勢は比嘉真美子が22位、山城奈々が26位、上原美希が55位、アマチュアの新城莉李亜は61位。(出場62選手=アマ1、観衆863人)