ダイキン女子ゴルフ3日目 川満陽香理15位に浮上 県勢プロの与那覇とコース攻略


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キャディーを務めた友人のプロゴルファー・与那覇未来と共にラウンドする川満陽香理

 県勢プロの与那覇未来をキャディーとして迎えて上位を狙う川満陽香理。互いに琉球GCでのキャディー経験があり「風読みもラインも未来ちゃんの方が詳しいので毎回聞いている」と一打ごとに頭を突き合わせるようにして丁寧にコース攻略に挑んだ。

 強力な味方と一緒の決勝初日は29位で出て、6バーディー、2ボギーの68で回り15位に浮上。オフに特訓したティーショットは大会初日から好調を維持し、日に日にアプローチの安定感も増す。「めちゃくちゃ考えて、打っての繰り返しだった」とショットの乱れもアプローチでカバーし、アウトスタートの前半だけで3バーディーと勢いづいた。

 「一打一打がイメージ通りだった」という前半とは変わり、後半の15番(パー4)はセカンドショットがぶれて2パット。同じくパー4の続く17番もボギーで険しい表情を浮かべた。

 最終日に良い流れをつなぎたい上がりの18番は、グリーンエッジからのバーディーパットを沈めてギャラリーを沸かせた。15、17番のボギーを取り返すような締めで「アプローチで失敗した流れをなんとか盛り返せた」と最終日へ望みをつないだ。


 ゴルフのダイキンオーキッドレディーストーナメント第3日は6日、南城市の琉球ゴルフ倶楽部(6561ヤード、パー72)で決勝ラウンドが始まり、ツアー未勝利の西郷真央と1勝の森田遥がともに70で回り通算12アンダー、204で首位を守った。19歳の西郷が5バーディー、1ボギー、1ダブルボギー、24歳の森田は5バーディー、3ボギー。県勢では新垣比菜が71の通算7アンダーで県勢トップの9位につけた。宮里美香は12位、29位で入った川満陽香理は68で15位に浮上。2打差の3位に66を出した小祝さくら、69の菊地絵理香と71の田辺ひかりが並んだ。65で回った稲見萌寧、68だった河本結が通算9アンダーで6位。渋野日向子は72で6アンダーから伸ばせず5位から12位に後退した。そのほか県勢は比嘉真美子が22位、山城奈々が26位、上原美希が55位、アマチュアの新城莉李亜は61位。(出場62選手=アマ1、観衆863人)